報告編はこれで最終回です。

2019年10月15日〜17日までゲストハウス松本亭一農舎にて「新世界への修学旅行in山形県朝日町〜焚き火と収穫とボードゲームの旅〜」が開催されました。

学校に行きづらくても参加出来る、新しい修学旅行「新世界への修学旅行」http://newworld-journey.org/

次回の冬開催に向けて、2泊3日のプログラム内容がどんなものだったかご紹介したいと思います。今回は3日目最終日の内容紹介です。

 

プログラム内容 3日目

「新世界への修学旅行in山形県朝日町〜焚き火と収穫とボードゲームの旅〜」は、2泊3日、下記のプログラムで、3日目はこんな感じに実施されました。

3日目

9:00 前日は朝6時に起きてきたメンバーも、この日は1名以外全く起きる気配がありませんでした。「夜更かし禁せず」の合言葉どおり、昨晩はみんなでいっぱい話したようで、徐々に寝落ちしていったと、後ほど報告を受けました。
早起きしたメンバーとは、一緒に謎解きボードゲームを遊びながらみんなを待ちました。

9:30 朝ごはんは昨晩の残りをみんなで調理して食べていました。焼肉の残りの肉で野菜炒めをつくったり、もやしでナムルを作ったりと、各自の知識でささっと朝食を作る姿には感心の一言でした。

ちなみに、山形新聞には昨日の様子が朝刊に掲載されていました。

10:30 朝食を終え、帰りの身支度を整えたのち、みんなで宿の前で記念撮影をしました。


ゲストハウスの新パワースポット・ウサヒ地蔵の前で撮影(町のゆるキャラ・ウサヒも来てくれ?ました)

11:00 車に荷物を積み込んであと、朝日町に来た記念にいっておきたい珍スポット「空気神社」にみんなでいきました。空気を祀る世界で唯一の神社です。

みんなで参拝をした後、この空気神社が長い時間をかけて周囲から理解されていき、建立されるまでのストーリーをスタッフから解説。

最初はだれも賛同されなかった空気神社が、こうして形になるまでの物語をとおして、今理解されないことも時代・社会があとから理解して来ることもある。だからこそ、自分の感じてる事を大切に表現しながら生きていこうと伝え、ツアーを締めくくりました。

昼食は、町内の蕎麦屋さんで食べたのですが、お会計の時に店員さんがそっと、

「新世界の修学旅行のこと新聞で見ましたよ、応援しています。私も昔、学校のいじめが辛くて、本当は学校には行きたくなかったんです。」

と話してくれた時、このツアーをやった価値を心底感じることができた気がしました。

不登校を選べる社会になってきました。でも、それだけではまだ足りない、それでも自由に幸せに生きていける。そんな状態を目指していくための、ひとつの役割が、このツアーなのだと思っています。

ゲストハウスの最寄駅である山形駅までメンバーを送り、そこでスタッフのみかりんからみんなに手書きのお手紙をを渡しました。
※お手紙は、みかりんが朝に思いつきで描き始めて、そのせいで集合に遅刻しています。そう、大人も完璧ではなく、大事な事のためには遅刻も大丈夫な時だってあるのです。

そして、我々スタッフは早々にお別れを言って帰りました。それぞれ迎えが来たり、帰りのバスに乗るまでは時間がありましたが、僕らが何も決めない自分たちの時間として使ってもらいたいという思い出の解散でした。

ツアーの主催は僕たちなのに、最後は参加メンバーたちに見送ってもらい、新世界の修学旅行朝日町での第1回開催は終了しました。

>>新世界の修学旅行の報告おしまい

スタッフ紹介

新世界への修学旅行in山形県朝日町はこんなスタッフでやっています。

ウサヒ(佐藤恒平)・・・地域振興サポート会社まよひが企画代表、ゲストハウス松本亭一農舎オーナー。実は町のゆるキャラの中の人もこなすスーツアクター。ボードゲームと釣りが大好き。RPGでいうなら職業は道化師。

みかりん(笹渕美香)・・・アロマテラピーの講座講師・元県庁職員。ついこないだ公務員あっさり辞めてアロマテラピーの道を選んだ1児の母。とりあえず、個人事業主1年目の今年は自由にやろうと思って、この企画のスタッフになった。
心も癒す回復役(ヒーラー)だが、その実態は直感頼りの格闘家タイプ。

砂男(鈴木直)・・・すずきすなお行政書士事務所代表、焚き火とソシャゲをこよなく愛す孤高のおやじ。2児の父。
カバンから怪しげなアウトドアガジェットが出てくる見た目は大人、好奇心は小学生。カッコいいツールを見つけると財布の防御力が0になる。持ってるアイテムは盗賊が好みそうなものばかりだが、仲間を裏から支える立ち回りができる人のことを賢者っていうんだぜ。

次回開催の予定

期間:2019年2月予定
場所:メイン宿泊地・山形県朝日町ゲストハウス松本亭一農舎
募集定員:8名
対象年齢:13歳〜19歳 学校への登校状況不問(ハンディキャップの有無は事前に参加可能か先方と協議)
参加費:22,000円(宿泊費・食事材料費・保険・その他レジャー料 込)
集合場所:山形駅(山形駅までの移動費は各自負担)

テーマ「白銀のサバイバル RPGはじまりの村から」

はじめての冒険は勇気がいります。ゲームではそんな時、主人公が経験をつむ最初の村というのが存在します。冒険に必要な様々な知識を身につけられる場所です。
このツアーでは、そんなこれからの人生の冒険に使えそうな心と知識の経験値をあげられるような時間を目指して、プログラムを提供します。
ゆえに着替えとタオルと防寒具以外のアイテムはここでは不要としてあります。

第2回は真冬の山形。果たして雪に閉ざされた里山ではどんな体験が待っているのか?白銀のサバイバル続報をお楽しみに。